エステサロン経営ノウハウ

フォースカッターとは?期待できる効果と施術を受けるときの注意点

効果的な痩身を目指す際に利用されるサロンではさまざまな施術メニューがありますが、注目されている施術としてフォースカッターがあります。
フォースカッターの導入を検討しているサロンオーナー様の中には「効果や特徴がよくわからない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、フォースカッターに興味がある方のため、おさえておきたい基本と期待できる効果、効果を高めるためのポイントなどを紹介します。
この記事を読むことによってフォースカッターの導入前に確認しておきたいポイントが分かるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

フォースカッターとは?



フォースカッターとは痩身エステで人気のメニューであり、施術を受けている人はもちろん、サロンオーナー様からも高く評価されている業務用のエステ機器です。
ここでは、主な用途と仕組み、比較されることが多いハイパーナイフとの違いなどを解説していきます。

用途

フォースカッターとは、痩身の目的で使用される機器です。
食事制限をしているのになかなか効果が出ない方や、運動が苦手で続かない方、部分痩せに挑戦したい方などから選ばれています。
脂肪が気になるお腹周りや背中、足などはもちろんのこと、顔にも使用可能です。

仕組み

フォースカッターには、2種類のラジオ波によるWラジオ派、EMS&吸引、ポレーション、LEDといった4つの機能が搭載されているのが特徴です。

まず、モノポーラ式とバイポーラ式といった2種類のラジオ波でアプローチします。
モノポーラ式は、表皮から5センチほどの距離まで熱を到達させることが可能な種類です。
業務用のエステ機器の中にはフォースカッター以外にもラジオ波を取り入れたものがありますが、そういったものの多くではこちらのモノポーラ式が採用されています。

バイポーラ式は、浅い部分に働きかける種類のラジオ派です。
このように、2つのラジオ波を採用することにより、肌の浅い層と深い層の両方にアプローチできます。

肌の代謝がラジオ波により高まったら、続いてEMSによる電気刺激と吸引で脂肪をリンパへ流し、痩身につなげる形です。
フォースカッターは吸引とEMSの両方を行えるのが特徴です。
どちらか一方が搭載されている美容機器は多いのですが、両方行えるものはそれほどありません。

それからフェイシャルケアは、ハリを使わない電気穿孔法の技術を応用したポレーションにより美容成分を浸透させ、LEDの力で肌のコンディションを整えます。

ハイパーナイフとの違い

ハイパーナイフとは、同じくエステで人気が高い施術・痩身機器のことです。
本体に接続されているヘッドを引き締めたい部分に当てることにより電極から特殊な高周波が流れ、脂肪をやわらかくします。
電極から流れた高周波は脂肪に含まれている水分を振動させ、脂肪を温めることが可能です。
同時にマッサージをすることで脂肪を老廃物として体外に排出する仕組みとなっています。

今回紹介しているフォースカッターもハイパーナイフと同様の高周波温熱機器です。
高周波で熱を生じさせ、脂肪をやわらかくして痩身につなげていきます。

2つの施術で異なるのは、搭載されている機能です。
紹介したようにフォースカッターには2種類のラジオ波とEMS&吸引、ポレーション、LEDといった4つの機能が搭載されています。
これに対し、ハイパーナイフに搭載されているラジオ波は1種類のみで、EMS&吸引などの機能は搭載されていません。

そのため、単純にハイパーナイフで脂肪を温めるだけでは痩身効果はなく、やわらかくした脂肪やセルライトを体外に排出しやすくするためのマッサージが必須です。
フォースカッターの場合は吸引&EMSの働きにより痩身効果が得られること、フェイシャルケアもできるといった特徴があります。
ハイパーナイフの上位版ともいえる機器です。
そのため、ハイパーナイフの導入を検討している方は、フォースカッターもチェックしてみてはいかがでしょうか。

▶参考記事:シークレットメスとフォースカッターの機能・用途・効果における違い

フォースカッターの効果



フォースカッターの施術により期待できる効果は、以下の4つです。

肌のたるみやむくみの軽減

フォースカッターでは、悩んでいる方が多いたるみやむくみを軽減させることが可能です。
加齢の影響でたるみやすくなるほか、若くてもむくみで悩んでいる方もいます。
身体の中でも特にたるみやすい部位として、二の腕やお腹、太ももなどが挙げられます。
フォースカッターでは2種類のラジオ波で肌の奥までアプローチできるので、たるみが気になる部分を集中ケアすることも可能です。
また、むくみの原因として、老廃物の蓄積が挙げられます。
フォースカッターでは脂肪とともに老廃物を除去できるので、スッキリとしたボディラインに導くことが可能です。

肌の弾力やハリの増加

フォースカッターで使用されているラジオ波にはボディメイク効果があります。
ラジオ波によって摩擦熱運動が起こると肌のコンディションが活性化され、弾力だけではなく、ハリも生まれるのでて若々しい肌を目指している方にも人気です。
これは、施術の中で肌が温められ、保湿されることも関係しています。
さらにEMSによって筋肉を刺激し、肌を引き締めることが可能です。

内臓脂肪排出の促進

フォースカッターには内臓脂肪に働きかける効果があります。
ラジオ波によって内臓脂肪をやわらかくし、体外に排出しやすい状態にできるのが特徴です。

通常、内臓脂肪を減らすには食事を調整するしかないと言われています。
ですが、どうしても好きなものがやめられなかったり、食事調整してはいるものの効果がでないと悩んでいたりする方もいるでしょう。
そういった方からも2種類のラジオ波によって内臓脂肪に働きかけることが可能なフォースカッターが選ばれています。

肩こりや冷え性の改善

ラジオ波には、血行を良くする働きがあります。
そのため、肩こりや冷え性の改善にも役立ちます。 また、代謝の低下によって老廃物が溜まっている場合も肩こりや冷え性になりやすいので、代謝が落ちている方にも適した施術です。
冷え性が改善されれば肩だけではなく、全身のこり改善にもつながります。

フォースカッターの効果を高めるためのポイント




フォースカッターはそれだけでも効果的な施術が可能です。
ですが、少しの工夫でさらに効果が高まります。
施術を希望する方に対してアドバイスするためにも、効果を高めるためのポイントをおさえておきましょう。

施術前の水分補給

施術前のお客様に行ってもらいたいのが、水分補給です。
フォースカッターの施術では、老廃物ややわらかくなった脂肪をリンパに乗せて流します。
そのためにはリンパの流れを良くするための水分が必要です。
効率よく老廃物や脂肪を流すためにも、施術前にはしっかり水分補給を行ってもらいましょう。
サロン側でお水を提供するのもおすすめです。

ですが、できれば前日も含めしっかりと水分を摂取しておいてもらいたいので、フォースカッターの施術予約とあわせて案内しておくと親切だといえます。
普段からあまりお水を飲まない方の場合、施術前に大量に飲むのは難しいことです。
当日は朝からこまめに水分を補給しておいてもらいましょう。

施術後の有酸素運動や入浴

フォースカッターの施術を受けたあとは、身体の血行が良い状態になり、代謝が上がっています。
脂肪を燃焼しやすい状態とも言えるので、可能であれば施術後に有酸素運動または入浴を勧めてみましょう。

ハードな運動を行う必要はありません。
長時間行える運動の方が効果的なので、無理のない範囲でのウォーキングやストレッチなどを行うだけでも効果が期待できます。
入浴には分解された脂肪やセルライトといったものを体外に排出するのを助ける働きが期待できるので、おすすめしておきましょう。

なお、運動といってもたくさん汗をかくようなものは避けておいた方が良いです。
施術後は体内に熱がこもっている状態なので、それが悪化して不快な症状につながってしまう恐れがあります。
特にサウナなどは控えてもらいましょう。
入浴に関してもあまり高い温度のお湯につかるのではなく、ぬるめのお湯や半身浴などが向いています。

肌の保湿

施術を受けたあとは、しっかり肌の保湿を行いましょう。
保湿を丁寧に行うことで、さらに弾力とハリのある肌を目指せます。
保湿に関するメニューも用意しておくと良いでしょう。

紫外線対策

お客様にしっかり行うように伝えておきたいのが、紫外線対策です。
フォースカッターの施術に限ったことではありませんが、サロンで施術を受けたことに安心してしまい、普段のケアがおろそかになると良くありません。
紫外線対策は顔だけではなく全身の美肌を目指すためにも欠かせないものです。

肌のたるみが気になってフォースカッターの施術を検討する方が多くいるのですが、このたるみの原因は紫外線による部分が大きいといえます。
せっかくフォースカッターで効果的なたるみ対策を行ったとしても、紫外線を浴びてしまえば肌がたるみやすくなってしまうため、注意が必要です。

生活習慣の改善

現在の生活習慣に問題がある場合は、フォースカッターによる施術を受けることに加え、生活習慣の改善も勧めてみるのがおすすめです。

フォースカッターの施術を検討するお客様の多くが抱える悩みとして、肌のたるみやむくみ、体のこりなどが挙げられます。
これらが起こる原因はさまざまではありますが、生活習慣が原因の一つとなっている方が多いです。

例えば、睡眠不足、食事の偏りや過食といったものがないか、きちんと日常生活で運動を取り入れているかなどを確認してみましょう。

生活習慣に問題があると定期的にフォースカッターの施術を受けたとしても、高い効果は期待できません。
フォースカッターの施術を提供しているサロンやジムの中には、生活習慣の指導も含めたメニューを提供しているところもあります。

フォースカッターを受ける時の注意点



フォースカッターの施術には、どういった注意点があるのでしょうか。
お客様に対して確認しておきたいポイントも含めて解説します。

妊娠の可能性がある場合は施術を避ける

フォースカッターの施術は、妊娠している可能性がある方は受けられません。
これは、家庭用の美容機器とは異なり、業務用のマシンなので出力が高いことが関係しています。
フォースカッターにはラジオ波の技術が使われており、ラジオ波は安全性が高いことでも知られているものです。
ですが、胎児に何らかの影響を与えてしまう可能性がゼロではないので、妊娠していないか必ず確認しておきましょう。

現在妊娠している方だけではなく、少しでも妊娠の可能性がある方の施術は断るようにしてください。
万が一のトラブルを避けるためにも、このあたりは口頭で確認するのではなく、同意書などでも確認を取ることが求められます。

皮膚に炎症がある時は施術できない

皮膚が炎症を起こしている場合、施術はできません。
フォースカッターはラジオ波によって脂肪や老廃物を温めるので、炎症を起こしている場合に施術を行うと悪化してしまう可能性があります。

特に夏場は日焼けによる炎症が起こってしまうことも少なくありません。
予約されていたお客様が来店したところ日焼けしていて施術できなかったといったことがないように、炎症時は施術ができないことを伝えておきましょう。

食事に気をつける

食事面でのアドバイスも必要です。フォースカッターによる施術を受けたからといって食べ過ぎてしまえば、なかなか効果は期待できません。

特に注意したいのが、脂質の取り方についてです。
フォースカッターの施術を受けると、脂肪が燃焼します。
すると、体は消費された分の脂肪を補うため消化吸収能力を高めます。
そのため、施術前や施術後に脂質が多く含まれる食事を取ってしまうと、普段よりも多く吸収されてしまう可能性があるので、注意しましょう。

脂肪燃焼を促すために取りたいのが、タンパク質や野菜を中心とした食事です。
お客様から食事について質問された際は、アドバイスできるように学んでおきましょう。

機能や特徴をよく理解しておこう




いかがだったでしょうか。
フォースカッターとはどのようなマシンでどういった効果のある施術ができるのかを紹介しました。
特徴や効果を高めるためのポイントなどもご理解いただけたかと思います。

痩身関連の施術で人気のフォースカッターではありますが、他にもさまざまな痩身機器があるので、自サロンにはどれが向いているか慎重に検討しましょう。
当サイトでは他にも業務用痩身機器に関する情報をお届けしています。
導入する痩身機に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
業務用瘦身機おすすめ人気ランキングぜひ、チェックしてみてください。

業務用痩身機器のランキングTop5を紹介

サロンの開業にあたりおすすめの業務用痩身機器をランキング形式でご紹介しています!

1

シークレットメス

ボディもフェイスもこれ一台で完結!1台13役の最先端マシン

シークレットメスは、株式会社NBSが販売している業務用痩身機器です。 ラジオ波・キャビテーション・吸引・EMS・エレクトロポレーション・LED・サーマルフラクショナルの7つの機能と13の役割が1台に集約されています。 サロンの現場を経験したスタッフが設計していることで、扱いやすいよう工夫されています。

シークレットメスの写真

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フォースカッター

施術経験の少ないスタッフでも施術が可能

フォースカッターは、株式会社プロラボソリューションが販売している業務用痩身機器です。 ダブルラジオ波・吸引+EMS・ポレーション・LED の4つの機能が1台に搭載されています。 痩身とフェイシャル両方に対応でき、サロンオーナーの声を反映させた扱いやすい設計が特徴です。

フォースカッターの写真

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セルライトゼロ

シンプルで操作しやすい画面設計

セルライトゼロは、ワールドジャパン株式会社が販売している業務用痩身機器です。 LED・ラジオ波・キャビテーション・スリムレーザーの4つを同時に出力するキャビラジと、皮下脂肪を効果的に温めながらマッサージするサイクロンラジという最先端技術が使われています。 痩身の施術を行う際、肌に直接当てて使うハンドピースが独自開発されており、シンプルで操作しやすい画面設計が行なわれています。

セルライトゼロの写真

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