コラム

業務用痩身機の種類ごとの特徴と選び方で重視するポイント

エステサロンを開業する際にはさまざまな設備を導入することになりますが、どのような設備を導入しようか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なかでも痩身機はさまざまな種類があるので、特に選ぶのが難しい設備だといえます。 そこで本記事では、業務用痩身機の種類やそれぞれの特徴、選ぶ際に押さえておくポイントなどを解説します。

どの業務用痩身機を導入するかお悩みのエステサロン経営者様は、ぜひ最後までご覧ください。


▼最新!おすすめ第一位の業務用痩身機はこちら▼

業務用痩身機とは



業務用痩身機は、エステサロンや美容クリニックで使用される、体の脂肪を減少させるための機器のことを指します。


体の特定の部位に対してエネルギーや刺激を与えることで、脂肪細胞の破壊や代謝の促進を目指します。

特徴として、サプリメントの服用や、肥満手術によるメス入れなどがなく、体を傷つけない方法で痩身効果が得られます。

また、家庭用の痩身機とは出力が大きく異なり、目に見える効果が実感できるのもメリットの一つです。


そして、業務用瘦身機はさまざまな種類の機器が展開されています。全身用や各部位に特化したもの、多機能を搭載しているものなど、エステサロンに合う機器を選ぶことが大切です。

関連記事:家庭用と業務用の痩身機の違いについて解説!



業務用痩身機の種類



業務用瘦身機は大きく分けて以下の8種類です。

  1. ①ラジオ波
  2. ②ハイフ
  3. ③キャビテーション
  4. ④脂肪冷却
  5. ⑤吸引ローラー
  6. ⑥EMS
  7. ⑦電磁パルス
  8. ⑧ドームサウナ
ハイフや吸引ローラーなどメジャーなものから、電磁パルス、ドームサウナなど特殊な機器もあると思います。

ここからはそれぞれの特徴とメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。 

種類①ラジオ波

ラジオ波は、皮膚の深部まで浸透する特定の周波数のラジオ波を使用し、脂肪細胞を温めることで代謝を促進、脂肪を燃焼させる方法です。

ラジオ波は電極の数と周波数により「モノポーラー方式」「バイポーラ方式」「マルチポーラ方式」の3種類に分かれ、それぞれ効果が異なります。

  • ・モノポーラー方式:電極が1つ/深い部分にアプローチするタイプ
  • ・バイポーラ方式:電極が2つ/浅い部分にアプローチするタイプ
  • ・マルチポーラー方式:電極が3つ/浅い部分から深い部分まで全体的にアプローチするタイプ

代謝を促進する方法であるため、基礎代謝が低い人や筋肉量が少ない人に適した施術といえます。 

ラジオ波のメリット・デメリット

ラジオ波の施術を受けるメリットは以下の通りです。
  • ・代謝の改善に期待できる
  • ・美肌効果に期待できる
  • ・セルライトが除去できる

体温が上がることで血行やリンパの流れを促し、代謝が改善されます。その結果、痩せやすい体質に体が変化します。

また、ラジオ波の熱はコラーゲンやエラスチンの増加に効果を発揮するため、美容効果に期待できます。

そのほか、固くなったセルライトの除去にも効果的だといわれています。
一方で、ラジオ波のデメリットは以下の2つです。

デメリット
  • ・繰り返し施術が必要な場合がある
  • ・一度の施術での脂肪減少効果は限定的

ラジオ波は脂肪減少ではなく、脂肪燃焼を促す施術であるため、一度の施術では効果を感じにくいです。そのため、繰り返し施術を行う必要があります。

業務用のラジオ波については以下の記事をご覧ください。
▶参考記事:業務用ラジオ波とは?種類や選び方を解説

種類②ハイフ

ハイフ(High Intensity Focused Ultrasound)は、高強度の集中超音波を使用し、高音の熱で脂肪細胞を破壊する技術です。

元々はがん治療のために開発された医療技術ですが、脂肪燃焼を目的としてエステサロンでも取り入れられるようになりました。


ハイフのメリット・デメリット

ハイフを受けるメリットは以下の通りです。
  • ・美肌効果が得られる
  • ・ダウンタイムが少ない
  • ・短時間で効果が得られる

ハイフのメリットとして、ハリやツヤの向上、リフトアップ効果などさまざまな美容効果が得られます。

また、肌へのダメージが少ないことから、ダウンタイムがほとんどありません。短時間で効果を感じられるのも大きなメリットといえます。

一方で、ハイフのデメリットは以下の3つが挙げられます。
  • ・痛みを感じる
  • ・火傷する場合がある
  • ・一部の人々には適していない場合がある

高音のエネルギーを与える施術であるため、熱による痛みを感じる場合があります。

また、出力の強さや照射角度、照射深度を誤ると火傷する可能性があるため、扱いには注意が必要です。

そのほか、疾患がある人や妊娠中、授乳中の人はハイフの施術が受けられません。

種類③キャビテーション

キャビテーションは特殊な超音波を使用し、脂肪細胞内の液体を振動させ、脂肪細胞を破壊する方法です。

破壊された脂肪細胞は、老廃物としてリンパ管や血管から排出されやすくなります。

▶参考記事:痩身エステでよく使われるキャビテーションの具体的な効果


キャビテーションのメリット・デメリット

キャビテーションを受けるメリットは以下の通りです。
  • ・痛みが少ない
  • ・安全性が高い
  • ・皮膚を傷つけない

一方で、キャビテーションのデメリットは以下の通りです。
  • ・音が不快に感じることがある
  • ・キャビテーションだけでは痩せない

超音波の施術は骨伝導を起こしますが、そのときに聞こえる音が不快に感じるケースがあります。

また、脂肪を排出しやすくする施術であるため、直接的な脂肪燃焼効果は期待できず、ほかの施術を組み合わせる必要があります。

▶参考記事:家庭用と業務用のキャビテーションの違いを解説

種類④脂肪冷却

脂肪冷却は、脂肪細胞を低温で冷却することで、細胞を自然に破壊する技術です。 脂肪は4度まで冷却させると凍り始める特性があり、老廃物として排出されます。


脂肪冷却のメリット・デメリット

脂肪冷却のメリットは以下の通りです。
  • ・痛みが少ない
  • ・部分痩せに適している
  • ・リバウンドしにくい

脂肪冷却は痛みが少ない施術の一つです。また、ピンポイントで脂肪細胞を破壊するため、部分痩せに適した施術だといえます。

さらに脂肪細胞を減らす施術であるため、リバウンドしにくいのもメリットとして挙げられます。

デメリット
  • ・施術中は冷える
  • ・効果を感じるまでに時間がかかる

肌を冷却する施術であるため、冷えが苦手な人には向いていません。また、効果を実感するには個人差があり、速効性には期待できません。

種類⑤吸引ローラー

吸引ローラーは、吸引とローラーマッサージを組み合わせることで脂肪の分解を促進し、燃焼しやすいようにする施術です。

血行促進や代謝の改善にも効果を発揮してくれます。


吸引ローラーのメリット・デメリット

吸引ローラーの主なメリットは以下の通りです。
  • ・血行、リンパ促進効果が期待できる
  • ・冷え性やむくみ改善につながる
  • ・セルライト解消に期待できる

血行やリンパを促進していくため、冷え性やむくみの改善に繋がります。また、吸引ローラーはセルライトを解消するためにも効果的な施術です。

デメリット
  • ・痛みを感じる場合がある
  • ・赤みやアザが生じる場合がある

デメリットとしては、脂肪が凝り固まっている部分や、皮膚が薄い部分では痛みを感じる場合があります。 また、吸引ローラーをした部分に赤みやアザが生じることがあるため、肌を露出するときは計画的な施術が必要です。

種類⑥EMS

EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、電気刺激を使用し筋肉を収縮させる技術です。筋力アップや代謝の向上が期待できます。


EMSのメリット・デメリット

EMSのメリットは以下の通りです。
  • ・筋肉を効果的に刺激できる
  • ・脂肪燃焼の促進
  • ・代謝アップにつながる

電気刺激を与えることで、筋肉を効果的に刺激させることが可能です。筋肉を継続的に刺激することで、脂肪燃焼の促進や代謝アップにつながります。

反対に、EMSのデメリットは以下が挙げられます。
  • ・脂肪の減少効果よりも筋肉への刺激が主な目的
  • ・適切な強度や使用方法を知らないと効果が得られない
  • ・過度な使用は筋肉疲労や筋肉痛を引き起こす可能性がある

あくまで筋肉を刺激し脂肪燃焼を促す施術であるため、直接的な脂肪燃焼効果には期待できません。

また、適切な使用方法、頻度、強度を知っておかないと効果が低くなり、疲労感や筋肉痛を起こす可能性もあります。

痩身エステで使われるEMSの詳細については、以下の記事をご覧ください。

▶参考記事:痩身エステで使われるEMSとは?どんな効果があるのか解説

▼最新!おすすめ第一位の業務用痩身機はこちら▼

種類⑦:電磁パルス

電磁パルスは、電磁波を使用し運動神経に働きかけることで、筋肉に刺激を与える施術です。

EMSよりも深部の筋肉に刺激を与えることができ、インナーマッスルを鍛えられるほか、脂肪の分解や排出を促します。

電磁パルスのメリット・デメリット

電磁パルスのメリットは以下の通りです。
  • ・深部の筋肉まで効果的にアプローチできる
  • ・筋肉と脂肪に対し同時に働きかける
  • ・姿勢改善につながる

深部の筋肉までアプローチできるため、EMSでは鍛えにくいインナーマッスルを効果的に鍛えることが可能です。インナーマッスルを鍛えることで、姿勢改善にもつながります。

また、筋肉を刺激することで、同時に脂肪燃焼を促進してくれます。

デメリットは以下の2つが挙げられます。
  • ・継続した施術が必要
  • ・筋肉痛が起こる場合がある

一度施術を受けただけでは、効果を体感することができないため、継続して施術を受ける必要があります。

また、筋肉を刺激するため、筋肉痛が起こることも考えられます。

種類⑧:ドームサウナ

ドームサウナは、遠赤外線を利用して体を内側から温めることで、デトックスや代謝の促進を目的とするものです。 

ドームサウナのメリット・デメリット

ドームサウナのメリットは以下の通りです。
  • ・全身のデトックス効果が高い
  • ・血行促進とリラックス効果が期待できる
  • ・美容効果や免疫力向上も期待できる

ドームサウナは30分程度で大量の汗が出る施術です。そのため、全身のデトックス効果が高く、代謝アップにつながります。

また、老廃物の排出やリラックス効果により、美容と免疫力向上にも期待できます。

一方で、ドームサウナのデメリットは以下が挙げられます。
  • ・熱に弱い人は適していない
  • ・一部の健康状態により推奨されない場合がある

サウナなどで気分が悪くなる人は、ドームサウナに適していません。また、体調が悪いときや健康状態に問題があるとサロンが判断した場合、施術を受けることができません。


業務用痩身機の選び方




ここまで業務用痩身機の効果やメリット・デメリットについて解説してきましたが、実際に選ぶときはどのような点に着目すべきか、ポイントを解説していきます。

選び方①コストパフォーマンス

業務用痩身機の価格と効果、メンテナンス費用などを総合的に考慮する必要があります。

高額な業務用痩身機は複数機能が搭載されている場合が多いですが、経営するサロンで必要ない機能があれば無駄になってしまいます。

サロンが提供するメニューに合う、最低限の機能を搭載した業務用痩身機を選ぶようにしましょう。

こちらの記事では、エステ開業に必要な資金と具体的な内訳についてご紹介しています。
是非ご覧ください。

▶参考記事:エステサロンの開業に必要な資金と具体的な内訳

選び方②機能の豊富さ

一つの機器で複数機能が利用できるものを選ぶと、幅広い施術メニューを提供でき、コスト効率も向上します。

しかし、多機能の業務用痩身機を導入することで、スタッフの教育やメンテナンスの工数が増えることを考慮しなければいけません。

選び方③痩身機のサイズ

業務用痩身機は家庭用よりもサイズが大きい傾向があります。特に全身用は機器のサイズが大きいため、使用するスペースや設置場所に合わせて、適切なサイズの機器を選ぶことが必要です。

選び方④サポート体制・保証内容

機器のトラブルやメンテナンスの際のサポート体制、長期の保証内容を提供しているメーカーを選ぶことで、安心して使用することができます。

また、海外メーカーの機器を導入する場合や、業務用痩身機1台でサロンを経営する場合、修理にどの程度の期間が発生するか、事前に確認しておきましょう。

▼無料デモ体験・資料請求はこちら▼


購入とレンタル、どちらがよい?




業務用痩身機を導入するときは、新品の購入、中古品の購入、レンタルの3つの選択肢があります。

新品の購入は初期投資が大きいですが、長期的な視点でコスト効果が高いといえます。

一方、中古品やレンタルは初期投資が少ないですが、長期的に見てコスト効果は高いといえません。

また、中古品は故障のリスクが高く、レンタルの場合は結果的に新品を購入するときと同じ金額を支払うことが考えられます。

そのため、業務用痩身機を導入するときは、新品の購入がおすすめといえます。


エステサロンの集客方法


エステサロンで集客するときは、以下の方法が考えられます。
  1. ・SNSマーケティング
  2. ・口コミ・紹介制度
  3. ・オンライン予約システム
  4. ・イベントやワークショップの開催

SNSの活用やホームページ上でのブログの更新は、現代の集客方法の必須項目として考えましょう。

また、口コミ投稿や紹介による割引や特典などを用意するのも、効果的な集客方法です。

そのほか、オンライン予約システムの導入や「ホットペッパービューティー」などに登録し、サロンの存在を広めることも大切です。

イベントや体験型のワークショップを開催することも、サロンを広めるきっかけになります。

下の記事ではエステサロンで新規のお客様やリピーターを集客する方法について解説しています。

サロン開業おいて機器の性能だけでなく以下にお客様を集客できるかも非常に重要なポイントになるので、ぜひ参考にしてください。

▶参考記事:エステサロンで効果的な集客方法7選!新規・リピーター獲得のコツ


業務用痩身機の種類はエステのメニューやスペースに合わせる




いかがでしたでしょうか。 業務用痩身機にはさまざまな種類があり、具体的には、ラジオ波・キャビテーション・ 脂肪冷却・脂肪吸引・EMSなどの種類があります。


まずは、自分のエステサロンでどのような施術を行うのかを決めて、そのうえで必要な機能を搭載した痩身機を選ぶようにしましょう。 また、業務用痩身機を選ぶ際は、コストパフォーマンスだけではなく、室内のスペースやメーカーのサポート体制・保証内容なども確認することをおすすめします。

当サイトでは、おすすめの業務用痩身機をランキング形式で紹介しております。
また、業務用痩身機にまつわるお役立ちのコラム記事なども多数掲載していますので、業務用痩身機の導入をご検討中の方は是非その他のコンテンツもご覧ください。

業務用瘦身機おすすめ人気ランキングぜひ、チェックしてみてください。

業務用痩身機器のランキングTop5を紹介

サロンの開業にあたりおすすめの業務用痩身機器をランキング形式でご紹介しています!

1

シークレットメス

ボディもフェイスもこれ一台で完結!1台13役の最先端マシン

シークレットメスは、株式会社NBSが販売している業務用痩身機器です。 ラジオ波・キャビテーション・吸引・EMS・エレクトロポレーション・LED・サーマルフラクショナルの7つの機能と13の役割が1台に集約されています。 サロンの現場を経験したスタッフが設計していることで、扱いやすいよう工夫されています。

シークレットメスの写真

2

フォースカッター

施術経験の少ないスタッフでも施術が可能

フォースカッターは、株式会社プロラボソリューションが販売している業務用痩身機器です。 ダブルラジオ波・吸引+EMS・ポレーション・LED の4つの機能が1台に搭載されています。 痩身とフェイシャル両方に対応でき、サロンオーナーの声を反映させた扱いやすい設計が特徴です。

フォースカッターの写真

3

セルライトゼロ

シンプルで操作しやすい画面設計

セルライトゼロは、ワールドジャパン株式会社が販売している業務用痩身機器です。 LED・ラジオ波・キャビテーション・スリムレーザーの4つを同時に出力するキャビラジと、皮下脂肪を効果的に温めながらマッサージするサイクロンラジという最先端技術が使われています。 痩身の施術を行う際、肌に直接当てて使うハンドピースが独自開発されており、シンプルで操作しやすい画面設計が行なわれています。

セルライトゼロの写真

RECOMMEND

おすすめ記事