エステサロン経営ノウハウ

エステの独立までの流れとは?開業にまでに準備しておきたいこと

エステの仕事で独立したいと考えている方は、必要となる資格があるのかどうか、開業にあたってやるべき準備についてご存じでしょうか。

「今」開業したいと考えている方はもちろん、独立することを目標に働いている方や勉強中の方も、ぜひ知っておくべきと言えます。 「独立」は自分で決められることが多いからこそ、ポイントを押さえて準備を進める必要があります。

また、業態によって必要となる費用や補助金などが変わってくるので、事前に把握しておくとスムーズに準備できるでしょう。

エステの独立開業にあたって必要な資格

エステで独立するために必要となる資格はありませんので、誰でもエステで開業できるということです。つまりエステの技術を磨き続けた人はもちろんですが、極端な言い方をすると素人でも独立は可能です。

しかし誰でも開業できるといっても、人としての信頼や確かな技術がなければ、開業後しても営業を続けていくことは難しいと言えるでしょう。

では信頼や確かな技術は何を基準に判断するのか、ここで判断材料となるのが「資格」です。
資格を持っていなくても開業できるからこそ、資格を持っていることは「信頼」につながる強い武器となります。これから独立を考えている方は、技術や知識面の信頼につながるエステティシャンなど「認定資格」の資格取得をおすすめします。

エステの独立開業の準備

独立開業の準備は、7項目に分かれます。コンセプトの設計からオープンまでの流れを知ることで、今の自分に何ができるのか、いつ資金が必要になるのか把握できます。

コンセプトの設計や事業計画書などはすぐにでも始められるため、ぜひチェックしておきましょう。

▶参考記事:コンセプトはエステサロンの柱!決める流れや具体例を紹介

コンセプトの設計

エステで開業したい場合、まずは「コンセプト」を決めることから始めましょう。
コンセプトとは、概念や観念を表す言葉です。
ここでは、独立開業するお店やサービスの方向性や方針を決めることを指します。

コンセプトの設計は、「エステ」というジャンルの中で、自分が実際にどのようなサービスをしたいのか、そのサービスによって利用したお客様がどのように感じてほしいのかを考えて、具体的に組み立てていきましょう。

コンセプトが決まってくると、サービス提供の方法や内容、店舗を持つ場合は店舗の内装や外装などのイメージが広がっていきます。

反対にコンセプトが定まっていない状態で開業準備を進めてしまうと、いざ開店しても、なぜかイメージとずれている、思っていたものではないと感じてしまう可能性があります。コンセプトとは、自分の提供したいサービスやお店、そしてエステという仕事を通して利用したお客様へ届けたい思いの「軸」となります。

すぐに考えられることだからこそ、地域としての特色やどのようなサービスに需要があるのか、自分は何をしたいのかを具体的に言葉にし、考えをまとめることが重要です。

 

▶参考記事:痩身エステサロンを開業する前に経営関連で相談できる専門家

事業計画書の作成

事業計画書は、開業後の運営指標になることはもちろん、公的機関や銀行などの金融機関から融資を受けるときにも必要となります。

この事業計画書がなければ融資や助成金、補助金を受けられなくなることもあるほど、かなり重要です。
では何を記載すべきなのか見ていきましょう。 事業計画書は主に以下の3項目に分けられます。

  • コンセプト
  • 資金面の計画書
  • 収支面の計画書
  •  

コンセプトは先に決めた「お店やサービスの方向性や方針」のことを記載します。

どのようなサービスを提供するのか、そのサービスによって利用したお客様は何が得られるのか、ターゲットや価格帯などできるだけ細かく、そして重要な点を分かりやすく記載することが重要です。

資金面や収支計画のほうが大切と考えている方も多いのですが、実はコンセプトの方が重要視されます。

資金面の計画書は、コンセプトを基にどのようなサービスをいくらで提供するのかはもちろん、サロンなど店舗を作るための資金計画や利益率なども見られます。

あまりに現実的ではない数字は、開業後の営業に信頼を持ってもらうことは難しく、逆に補助金や融資の審査に通らなくなってしまう可能性がありますので注意が必要です。 収支面の計画書では、提供するサービスや販売商品に対する価格設定や仕入れ、人件費について細かくを収支立てをしましょう。

また家賃のかかる物件を選ぶ場合は、月々の家賃支払い分も計画書へ記載し、収支計画を立てる必要があります。

これらの計画は、ただ単に計画書を作成する為だけのものではなく、この計画書を基に客数や売り上げ目標の設定、サービスの提供方法などの戦略考案に繋げていく指標となります。


また、エステを開業するにあたって、必要な届け出を出さなくてはいけません。届け出の書き方や手順についてご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご参照ください。

 

▶関連記事:エステの改行には届け出が必要?届け出の書き方や手順について

独立開業する場所を決める

エステサロンとして店を構えるために、どの場所にするか場所や物件を探しましょう。
直接的なサービスを提供するエステだからこそ、店舗の立地や物件へのアクセスによって集客や収入は大きく変わってきます。

たとえば、車で移動することが多い地域の場合は駐車場が付いている。

もしくは近くにパーキングがある物件。反対に電車で移動することが多い地域は駅からのアクセスの良い場所が人気です。

ただし、人気の場所であればかならず集客に繋がるわけではありません。集客に関しては宣伝などによっても大きく異なります。

また、人気の物件や立地になると家賃など賃料が高く設定されていることがほとんどです。事業計画書を基に立地と賃料のバランスが良く、自分が求めている条件が合致する物件を探してみましょう。

エステサロン開業にあたって必要な資金を集める

開業するにあたって、すべて自己資金でまかなえる人はかなり少数です。

多くの人は、公的機関や銀行から融資や補助金、助成金などの制度を利用しています。

融資や助成金を受ける場合は、自分が対象となるのか、事業計画からオーバーした予算設定になっていないかチェックしましょう。

特に補助金や助成金は、地域によって条件や金額、内容が異なることもあるので、自分が開業したいと考えている地域の制度を調べておく必要があります。 融資やローン、リースを利用する場合は、開業後の支払い面も熟考しましょう。

「少しぐらい返済額が増えても大丈夫」と甘く考えていると、開業後に苦しくなってしまうこともあるため、収支のバランスをしっかり見極める必要があります。

エステの独立開業の際に利用できる補助金

エステの開業時に利用できる補助金は、主に4項目あります。

  • 自治体独自の助成金
  • キャリアアップ助成金
  • 人材開発支援助成金
  • 地域雇用開発助成金
  •  

これらの助成金は誰でも利用できるというわけではなく、条件を満たしていることで申請可能になります。 ここで注意すべきポイントは、「地域によって異なる助成金は、開業する店舗のある地域で探すこと」です。

自分の居住地とは違う地域で店舗を持つ場合は、「店舗のある地域」が助成金の対象になるか、対象の助成金の内容や金額がいくらか調べてみましょう。

また、助成金の内容や条件は変化していくものです。開業前に調べていた情報と開業後に調べた情報が違っていることも少なくありません。

常に変化しているからこそ、自分が対象になるものはないかこまめに調べることをおすすめします。 また、助成金の支払いは「後払い」がほとんどです。助成金のお金を開業資金として考えることは止めた方が良いでしょう。

内装の準備

内装施工の業者と打ち合わせをし、どのような内装にするのか、どこに何を配置するのかなどを決めていきます。

物件の間取りに合わせて機材はどこに置くのか、お客様の動線はどのようにするか、スタッフの動線はどうするか、インフラ関係の配置はどうするかなど、決めることは多くあります。事業計画書のコンセプトを基準に配置などを検討・相談しながら、内装の準備を進めていきましょう。内装の準備に合わせて機材の購入や搬入も行います。
購入機材はどのように搬入するのか、搬入場所に収まるのかなど、細心の注意を払う必要があります。

また、機材の配置によって動線が遮られることはないか、内装の雰囲気と合っているかもチェックすることがポイントです。 インフラやネット関係の整備は内装業者が進めますが、契約に関しては自分がやらなければなりません。

忘れないようにチェックリストとして、まとめて記載しておくことをおすすめします。

営業の準備

内装などハード面の準備を進めるとともに、開業して営業するために必要なソフト面の準備も進めていきましょう。

ホームページや宣伝用広告媒体の作成、またお客様が予約するためのシステム導入や支払いや顧客管理のシステムについても具体的に進めておきましょう。

すべて自分でやることも良いのですが、時間があまりないなど自分では難しい場合は、外部へ依頼することも方法の1つです。外部へ委託すると外注費としての支払いが増えますが、その分他の準備に避ける時間を確保できる利点もあるため、より効率良く進められるよう検討してみましょう。

ただし資金面で余裕がない場合は、できるだけ自分で進めるほうが支払い額は少なくなります。開業前の資金バランスを考えてどうするか決めていきましょう。

エステオープン

設定した開業日を迎えると、ついにオープンです。開業準備でバタバタしていたかもしれませんが、このオープン日があなたのエステサロンのスタート日です。

事業計画書で考えていた通りの営業や収支になる場合もあれば、予想以上の収入になる場合もあり、反対に予想外の出費や収入の少なさに驚くこともあるでしょう。

重要なことは、事業計画通りに進めることではなく、その場の状況に応じて臨機応変に対応できることです。

最初に考えたコンセプトは店舗やサービスの中に生きているか、定期的に見直すことも大切です。オープンしてからが本番です。運営状況を見ながら広告や宣伝に力を入れるなど、リピーターを増やすための施策なども順次考えていきましょう。

エステの独立にあたって準備しておいた方がよいこと

独立開業するときに準備しておくと良いことが4つあります。

  • 事前にホームページやSNS(Social Networking Service)で宣伝する
  • 初回サービスやリピートサービス内容の告知
  • 差別化を図るための情報リサーチ

  • モニターの依頼
  •  

これらを全てやっておくべきというわけではありませんが、準備しておくと開業や独立後がスムーズになるでしょう。

エステサロンは「自分の技術をお客様へ提供するサービス」です。そのため、自分の店舗を持つ前でもホームページやSNSを通じて自分の考えや技術を発信することは可能です。「店舗を持ってからでなければ宣伝してはいけない」という決まりはないため、宣伝や事前に信頼関係を築くためにもホームページやSNSを有効活用しましょう。

また、宣伝時に初回サービスやリピート内容などについても告知することで、興味を持った人が来店しやすくなります。同時にモニター募集についても依頼すると、集客効果はもちろん宣伝効果としても有効です。

情報リサーチはいつでも重要

自分が店舗を持つ地域ではどのようなエステサロンがあるのか、そしてどのようなサービスはないのか調べてみましょう。

現在ないものをやれば良い、というわけではありませんが、みんなと同じサービスを提供していては長く続けていくのは難しくなっていきます。

自分のエステサロンならではのこだわりやサービス、「ここでしか受けられない満足感や施術」などおすすめとなるポイントがあるとリピーター獲得にも繋がっていきます。
もちろん、リサーチした情報を分析し、自分のサロンの運営やサービスに生かすことが重要です。開業前はもちろん、開業後も積極的に情報をリサーチしてみましょう。


こちらの記事では、エステを開業するにあたっての大切な資金についてのご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

▶関連記事:エステサロンの開業に必要な資金と具体的な内訳

世界初!家庭用サーマルフラクショナル搭載の美容機器

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エステサロンに重要なメニュー作り


開業する際には、売れるメニュー作りをしなければなりません。自分のお店で売り出したいこと、どんなお客様を獲得したいのか、ターゲットをしっかりイメージしてサロンを開業しましょう。
こちらの記事ではメニュー作りについてのポイントを解説しておりますので、あわせてご覧ください。

 

▶関連記事:エステサロンのメニュー作りで意識しておくポイント


入念な準備をしてエステの独立開業を成功させましょう

「開業する」「エステで独立する」という言葉を聞いても、漠然としたゴールしか思い浮かばないと思います。
実際に開業するためにはコンセプト決めから物件探し、資金準備などさまざまな準備項目があります。
準備すべきことや流れを把握しておくことで、計画を立てやすく、スムーズに開業できるようになるでしょう。
助成金や補助金など、地域によって条件や内容、金額が異なるものもあります。

また、事前リサーチの内容と開業時の内容が変わっている場合もあるので、こまめにチェックしておくことをおすすめします。

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業務用痩身機器のランキングTop5を紹介

サロンの開業にあたりおすすめの業務用痩身機器をランキング形式でご紹介しています!

1

シークレットメス

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シークレットメスの写真

2

フォースカッター

施術経験の少ないスタッフでも施術が可能

フォースカッターは、株式会社プロラボソリューションが販売している業務用痩身機器です。 ダブルラジオ波・吸引+EMS・ポレーション・LED の4つの機能が1台に搭載されています。 痩身とフェイシャル両方に対応でき、サロンオーナーの声を反映させた扱いやすい設計が特徴です。

フォースカッターの写真

3

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セルライトゼロの写真

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