コラム

家庭用EMSと業務用EMSの違いを解説

近年、美容医療の市場が拡大し身近な存在へと変化する中、様々な機器が開発されています。

特に、エステサロンや医療現場で注目を集めている技術が「EMS」です。
EMSには家庭用と業務用があり、それぞれ性質や特徴が異なります。

そこで本記事では、EMSの効果や費用面などに着目し、家庭用と業務用の違いを解説します。
EMSに興味のある方や、EMS機器の購入・使用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。


そもそもEMSとは?


EMSは何となく聞いたことがあっても、その仕組みや効果を明確に把握していない方も多いでしょう。

EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略で、電気の力による筋肉への刺激を意味します。
通常のトレーニング時に中枢神経から送られる信号を、EMSの電気信号に代えて特定の部位に作用させるという仕組みです。

EMSは学術的にも筋肉のタンパク質の合成やミトコンドリア量の増加、毛細血管の増強などの効果が期待できることが証明されています。

体を動かさなくても電気刺激により筋肉を鍛えられるため、従来は医療現場やリハビリ時に、痛みを軽減する目的がメインで使われていました。

現在、EMSは多くの痩身エステや美容サロンにも導入されており、ダイエットやアンチエイジングへの効果が期待されています。
例えば痩身エステでは、寝ているだけでEMSを当てた部位の脂肪燃焼や代謝アップが期待できます。

また美容サロンでは、EMSで顔をマッサージすることで、顔の血行を促進しながら表情筋を鍛えます。
結果として肌トラブルの解消やほうれい線・しわ・たるみを予防が見込めます。

一般的に、エステサロンで施術するEMSは3,000円~15,000円程が料金相場となります。
最近では家庭で気軽に使えるEMS機器も販売されていますが、施術する際は火傷や炎症・金属アレルギーなどに注意する必要があります。

EMSの効果については以下の記事でも詳しく紹介しておりますので、あわせてチェックしてみてください。

▶参考記事:痩身エステで使われるEMSとは?どんな効果があるのか解説


家庭用EMS・業務用EMSの違い


EMSを使いたい場合、エステサロンで施術を受けるか、家庭で自ら施術するか迷う方もいるでしょう。
ここでは、家庭用EMSと業務用EMSの異なる点を紹介します。

周波数

家庭用EMS・業務用EMSの大きな違いの一つが周波数です。
EMSの周波数とは1秒間に起こる波、Hz(ヘルツ)の回数です。

つまり、10Hzの場合は1秒間に10回、電気の波が送られています。
周波数が大きいほど、体の奥深くまで電気刺激が届きます。

多くの場合、家庭用EMS機器は低周波〜中周波、業務用EMS機器は中周波〜高周波です。
以下でそれぞれの特徴を見ていきましょう。

低周波(0.1~1,000Hz)h2-2


人間が筋肉運動を起こしやすい周波数は20~100Hzと言われており、大半の家庭用EMSは低周波で設定されています。

皮下数mmほどに通電し、皮膚表層を刺激するため、ピリピリとした感覚が起こりやすいです。
最近では、脂肪燃焼への効果が期待されている20Hz前後の低周波で、独特の痛みが少ないEMS機器も見られます。

中周波(1,000~10,000Hz)h2-2


家庭用・業務用どちらでも取り扱いのある周波数です。
皮下2~3cmまで通電し、低周波機器に比べてピリピリとした感覚が抑えられます。

ただし、電気の波が細かくなり皮膚抵抗が弱まるため、筋肉運動も起こりにくいです。

高周波(10,000Hz~)h2-2


業務用EMS機器は高周波がメインです。 高周波は皮下10cm以上まで通電し、100,000Hzを超えると皮下15cmまで届きます。

厚い脂肪がついたお腹周りのインナーマッスルなど、自分では鍛えるのが難しい部位にもアプローチ可能です。

電気の波が非常に細かく皮膚抵抗がほとんどないため、痛みやピリピリとした感覚が抑えられます。
パワーが強い高周波マシンは、専門知識や技術を備えた人が扱う必要があります。

適用範囲

家庭用EMSと業務用EMSでは、電気によって刺激できる筋肉の部位が異なります。
一般的に売られている家庭用EMS機器は低周波が大半です。
低周波では皮下数mmまでしか通電しないため、皮膚の表面に近い部位しか鍛えられません。

また、皮膚抵抗が大きく痛みを感じやすいため、筋力トレーニングに十分なパワーを出せないケースが多いです。

一方、業務用EMSは家庭用EMSに比べて周波数が大きい傾向があります。
皮下数cmまで電気信号を届けられるため、インナーマッスルに近い部位も簡単に刺激できます。

形状

家庭用EMSと業務用EMSは形状も違います。
家庭用EMSは自宅でも簡単に使用・収納可能な設計が多いです。

そのため、鍛えたい部位に直接巻きつけるベルトタイプや、体全体を覆うスーツタイプ、手で持って肌にあてるハンディタイプなどが主流です。

一方、業務用EMSはエステサロンや医療機関で使われることが多く、周波数が大きいとサイズも大きくなる傾向があります。
マシンにコードが繋がっており、鍛える部分にコード先のパッドを貼り付けるタイプが多いです。

費用

一般的な家庭用EMSは、数千円〜数万円程度で販売されています。
一方で業務用EMSを購入するためには、数万円〜数十万円、高性能の機器では数百万円かかるケースもあります。

使い勝手

家庭用EMSは、知識や技術がない人でも扱いやすいように、表示や説明が工夫されているものも多いです。
周波数が低めに設定されているため、安心して使いやすいのも特徴です。

一方で周波数が高めの業務用EMSは、火傷や肌トラブルを避ける慎重な扱いが必要です。
エステサロンや医療機関で使われることを想定し、表示や説明がやや複雑な場合も考えられます。

レンタルで痩身機器を導入することで、本格的に購入する前に実際の使用感を体験できることも可能です。
こちらの記事で、痩身機器のレンタルについて詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。


▶参考記事:エステサロンが痩身機器をレンタルするメリット・デメリット



その他の業務用痩身機について

今回はEMSに焦点を当てて業務用痩身機を紹介しましたが、痩身エステサロンを経営するにあたって、その他の業務用痩身機の特徴を抑えた上で、目的に合った業務用痩身機を導入することが重要です。

その他の業務用痩身機の種類や選び方似ついては以下の記事でも詳しく解説しております。是非ご一読ください。

▶参考記事:業務用痩身機の種類ごとの特徴と選び方で重視するポイント


家庭用と業務用の痩身機の違いについて


こちらの記事では家庭用と業務用の痩身機の違いについて解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

▶参考記事:家庭用と業務用の痩身機の違いについて解説!


違いを抑えて使い分け

いかがでしたでしょうか。
今回はEMS全体の概要と家庭用EMS・業務用EMSの違いを解説しました。

両者ともメリット・デメリットがあります。
EMSを使う際は、違いや特徴を抑えて用途に合う方を選びましょう。

当サイトでは、おすすめの業務用痩身機をランキング形式で紹介しております。
また、業務用痩身機にまつわるお役立ちのコラム記事なども多数掲載していますので、業務用痩身機の導入をご検討中の方は是非その他のコンテンツもご覧ください。

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業務用痩身機器のランキングTop5を紹介

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シークレットメスの写真

2

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施術経験の少ないスタッフでも施術が可能

フォースカッターは、株式会社プロラボソリューションが販売している業務用痩身機器です。 ダブルラジオ波・吸引+EMS・ポレーション・LED の4つの機能が1台に搭載されています。 痩身とフェイシャル両方に対応でき、サロンオーナーの声を反映させた扱いやすい設計が特徴です。

フォースカッターの写真

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セルライトゼロ

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セルライトゼロの写真

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