コラム
セルフエステのメリットとは?開業のためのポイント・注意点について
セルフエステサロンは増えてはきたものの、まだまだ利用者の方にとっては未知のものです。これからセルフエステサロンを運営したいと考えている方でも、どのように安心感を持ってもらえば良いのかと悩んでいるかもしれません。
そこで今回の記事ではセルフエステについて幅広く解説します。参考にしていただければ、成功するための秘訣やポイント、注意点、料金設定などについておわかりいただけるはずです。
話題のセルフエステとは
セルフエステとは、お客様自身で施術をするタイプのエステのことです。サロンに用意されている機器を使って、お客様自身が自分にエステの施術を施します。決められた時間内に機器を使って、施術をするタイプのサロンです。
家庭用エステと同じように感じられるかもしれませんが、サロンに用意されているのは業務用のエステ機器です。家庭用よりも出力が高いので、その分、高い効果が期待できます。施術できる範囲もフェイシャルからボディ、脱毛まで幅広く、エステサロンで施術を受けるのと同じような施術ができることが特徴です。
以上のようにセルフエステとは、業務用の機器をお客様自身で操作して、施術してもらうタイプのサロンのことを指します。
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セルフエステのメリット
最近人気のセルフエステには、どのようなメリットがあるのでしょうか。さまざまにありますが、主な3つのメリットについて見ていきましょう。
メリット1:費用を抑えられる
セルフエステのメリットとしてまずあげられるのが、費用を抑えられることです。
セルフエステはエステティシャンが施術をするサロンよりも、料金が抑えられている傾向があります。エステティシャンを必要としないぶん、人件費が抑えられるからです。そのためコストをかけずにエステサロンに通いたいと考えている方に最適。
エステサロンに通い続けるには比較的高額な料金がかかります。しかしセルフエステであれば、費用をかけずに美しくなれるでしょう。
メリット2:専用マシンを自分で使ってみることができる
サロンにある業務用のマシンを自分で使ってみられることもメリットのひとつです。自宅では使えないマシンを実際に使ってみられることに、満足感を抱く方もいるのではないでしょうか。
家庭用マシンとは性能が違う業務用マシン。なかなか自分で使える機会がないため、セルフエステサロンならではの醍醐味ともいえるでしょう。
メリット3:自分のペースで進められる
セルフエステサロンの良いところのひとつとして、自分のペースで進められることもあげられます。エステティシャンが施術を行うと、お客様はエステサロンやエステティシャンのスケジュールに合わせなければなりません。
しかしセルフエステであれば、お客様が好きなときに、好きなように通えるようになります。サロンの空き状況を気にすることもなく、お客様の好きな時間に通えるためストレスがありません。施術する部位もお客様自身で選べますし、エステティシャンの視線が気になることもなく気楽に通えます。
自分のペースで通えるため、継続率が高くなる可能性もあるでしょう。
セルフエステのデメリット
セルフエステには数々のメリットがありますが、同時にデメリットもあります。セルフエステにはどのようなデメリットがあるのか、2つの観点からご紹介します。
デメリット1:慣れるまではマシンの操作に不安を感じる方も
大きなデメリットとなるのが、お客様がマシンの操作に慣れられるかどうかです。普段ならエステティシャンが操作している高出力のマシンを、お客様自身が操作することになります。そのため人によっては、操作に不安を感じることもあるでしょう。
家庭用とは違う業務用の美容機器を操作するためには、エステティシャンでも研修が必要となることも少なくありません。お客様がサロンに訪れて、その場で操作することに不安を抱くことはいたしかたないことだと言えます。
デメリット2:健康トラブルのリスクも
高出力の業務用マシンをお客様に操作してもらうことにより、健康トラブルのリスクがあることも否定できません。特に肌のトラブルが起こりやすいことに注意が必要です。施術によってやけどをしたり、肌のヒリヒリ感や赤みが現れる可能性もあります。
業務用のエステマシンは、プロであるエステティシャンが操作しても肌トラブルが起こらないとは限りません。高出力であるため細心の注意が必要です。そのためマシンの操作に慣れていない初心者の方が使うと、あらぬトラブルが引き起こされることもあるでしょう。
セルフエステで使える機器
セルフエステで使える機器にはさまざまな種類があります。これからセルフエステを始めたいと思われているなら、まずは使える機器についての基本的な情報を把握してから検討してください。
機器1:ラジオ波
セルフで使える代表的なエステ機器のひとつが「ラジオ波」です。ラジオ波は引き締めと温めの2つの効果があり、ボディにもフェイシャルにも使えるところが魅力。
フェイシャルではリフトアップやアンチエイジングに効果的です。またコラーゲンやヒアルロン酸の生成促進作用もあるとされているため、ハリアップにも良いでしょう。対してボディに使えば、脂肪を減らす効果が期待できます。セルフエステを始めるならぜひ用意しておきたいマシンです。
機器2:EMS
「EMS」は筋肉に刺激を与えるマシンです。電気的な刺激により筋肉を鍛えられため、引き締まったボディライン作りに役立ちます。表層筋だけでなくインナーマッスルへの効果もあるとされており、痩せやすい体質になるために効果的です。
継続的に使用するためにダイエット効果が高まるため、リピーターを獲得するためにもおすすめのマシン。温めの効果を持つラジオ波と組み合わせて使うことで脂肪燃焼効果が高まるため、同時に設置したいところです。
機器3:キャビテーション
「キャビテーション」も脂肪燃焼効果が期待でき、ボディケアで人気のマシンです。脂肪に対して1秒間に約4万回もの振動を与えることで、脂肪をほぐします。
頑固なセルライトへの効果もあるとされており、リンパの流れの改善によりむくみ改善にも効果的でしょう。ボディケアメニューとして導入すると集客が見込めます。
セルフエステの費用相場
セルフエステの魅力は料金が低いことが魅力のひとつですが、相場にはかなり開きがあります。また次のように料金形態によってかわることも珍しくありません。
【費用相場】
- 月額制:3,000~20,000円/月
- 回数制:2,000~10,000円/回
- 都度払い制:3,000~5,000/回
セルフエステでは月額制・回数制・都度払い制のいずれかの料金形態が採用されます。月額制は1ヶ月、定額で通い放題となるプラン。回数制はエステに通う回数ごとに料金が決められており、都度払い制は1回利用ごとに支払うタイプです。
さらに料金は施術内容や利用する時間の長さにより変わります。また施術内容によって開きがでるケースも見られます。セルフエステの費用相場には以上のように開きがありますが、通常のエステサロンよりは安いと感じられることでしょう。
セルフエステのポイント
これからセルフエステを開業するなら、成功するためのポイントを知っておくことも大切です。どうすればお客様により良く利用してもらえるか、次のポイントを把握しておいてください。
ポイント1:さまざまな目的に対応できるマシンを揃えること
まずはお客様が抱く、さまざまな目的に対応できるマシンを揃えることです。マシンの種類は先に3種類ご紹介しましたが、まだまだたくさんあります。美肌づくりをサポートするもの、脂肪燃焼を促すもの、筋肉を鍛えるもの。頭皮にアプローチして、たるみ改善を目指すためのマシンもあります。
種類豊富にマシンを用意すれば、より多くのお客様を集客できるでしょう。フェイシャル・ボディに特化したサロンにするなら、マシンの種類を絞るのもひとつの方法ではあります。しかしオールラウンドに対応できるサロンにしたいなら、種類豊富にマシンを揃えておくのがおすすめです。
ポイント2:利用頻度を知っておくこと
セルフエステはお客様自身に施術をしてもらうものですが、適切な利用頻度を知って、お客様に伝えることも大切です。適切な頻度はボディかフェイシャルかにより変わります。
ボディエステであれば1週間に1~2回適度が適切で、フェイシャルなら2週間に1回が良いでしょう。経営面から考えると、ボディエステに特化したサロンの方が、より頻繁な来店を促せることになります。
ただしマシンや機能ごとに利用頻度が違うこともあります。導入するマシンごとの適切な利用頻度を知った上で導入し、トラブルがないようお客様にも伝えられるようにしてください。
ポイント3:施術時間は10分を目安にすること
セルフエステの施術時間は、1つの部位に対して10分が目安となります。前述のとおり、セルフエステでは健康面でのトラブルの危険性が高まります。お客様が健康トラブルを起こさないよう、1部位に対して10分程度の施術に抑えることを周知してください。
長時間にわたる施術は、肌トラブルだけでなく、機種によっては内臓への負担を強いてしまいかねません。施術時間は10分前後が適切であると知っておきましょう。
ポイント4:機種ごとの効果を把握すること
機種ごとの効果を把握しておくことも大切です。同じ作用をもたらすとされるマシンであっても、機種ごとに効果は違います。1回あたりの作用や、効果が出るまでの期間が違うこともあるでしょう。
そのためセルフエステのためにマシンを導入するなら、目的にあった効果を発揮する機種を選ばなければなりません。口コミやマシンの公式サイトから効果を確認して、慎重にマシンの選定を行ってください。
セルフエステを受けるサロンの選び方
セルフエステができるサロンは増えてきていますが、サロンを選ぶ際には次のような点に注意するべきだとされています。
選び方1:マシンの種類が目的に合っていること
お客様がセルフエステを選ぶ際に重要となるポイントが、マシンの種類が自分の目的に合っているかどうかです。たとえばフェイシャルエステを受けたい方が、ボディ系のマシンしかないサロンに通っても目的は果たせません。
そのためには多くのお客様の目的に合うマシンを置くか、もしくは特定のターゲットに絞り込めるマシン導入を目指すべきでしょう。お客様はセルフエステを選ぶ際に、設置されているマシンの種類を確認しています。
選び方2:施術体験が受けられること
施術体験が受けられるサロンも、お客様に選ばれることが多いものです。サロンの中にはセルフエステのトライアルができるところがあります。1日体験、1ヶ月無料体験など形態はさまざまです。しかしお客様にとっては、あらかじめ無料で体験できるサービスはありがたいものでしょう。
施術体験は、お客様に「トラブルがないこと」を確認してもらい、安心感を抱いてもらうためのチャンスでもあります。施術体験が受けられるようにすれば、より多くの集客が期待できるかもしれません。
選び方3:料金体系が明確であること
セルフエステを選ぶときのポイントのひとつが、料金体系です。追加料金なしの月額制や回数制、料金が明確な都度払い制であれば、安心して利用してもらえるでしょう。
決して安価ではないのがエステサロンです。通いやすいサロンにするためにも、料金体系は明確にすること、慎重に設定することが求められます。
選び方4:通いやすい立地であること
定期的に通うことになるため、通いやすい立地であることも大切でしょう。たとえば障害物のない場所に駐車場を設置すること、目立ちやすい場所にサロンを構えることなどがあげられます。駅から近い場所であれば、お客様にとっての通いにくさも軽減されるはずです。
セルフエステサロンは予約不要であることが多く、立地が悪いと足が遠のきがちになります。立地条件の良い場所にサロンを建てることは、定期的な来店を促すために必要な要素です。
選び方5:対応が丁寧であること
セルフエステの選び方として、スタッフの対応が丁寧であることも欠かせません。基本的にセルフエステではスタッフとの接触が少なくなりますが、操作方法や案内などで接することもあります。
通常のエステサロンと同様に、スタッフの対応が丁寧であればお客様からの好感度も高くなるでしょう。マシンの操作を丁寧に教えてもらえれば、お客様にとって安心感も増すはずです。
セルフエステを受ける際の注意点
セルフエステは通常のエステサロンとは違うため、いくつかの注意点があります
注意点1:生理の前後は控えてもらうこと
セルフエステのポイントとして、生理の前後は施術をしないでもらうことを推奨します。生理前後はホルモンバランスの影響で脂肪が落ちにくく、施術の効果が少なくなってしまうためです。
女性が痩せやすい状態になるのは、生理の後1週間ほどだとされています。エステの効果を高めてもらうためにも、生理前後の施術は控え、生理後に再開してもらうことをおすすめします。
注意点2:食事と運動で効果を促すこと
セルフエステの施術には効果が期待できますが、食事や運動によって効果を促すことも重要です。
身体や肌を作るのは食事です。また脂肪燃焼は運動によって促されます。エステマシンだけの効果に頼って、最大限の効果を得るのは難しいため、食事や運動へのアドバイスを行うのも必要でしょう。
また施術前後の食事を控えてもらうことも注意点のひとつ。マシンによる効果が低くなってしまうことがあります。お客様への食事と運動のアドバイスを実施できれば、さらに効果を感じてもらえるはずです。
セルフエステを開業するならポイントを押さえて
この記事を書いた人 ゆうり かつてのコンプレックスを痩身エステで克服し、自信を取り戻した経験を持つゆうりです。業務用痩身機器の専門知識と実体験を融合させ、読者の皆さんが美と健康を手に入れるための実用的な情報を提供します!
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、セルフエステ開業のためのポイントや注意点がご理解いただけたと思います。
セルフエステはお客様自身にマシンを操作してもらう、今までとは違う形態のサロンです。お客様の身の安全とサロンとしての利益を両立させることが成功のポイントと言えます。
業務用痩身機器トレンド発信サイトでは、トレンド情報だけでなく、エステサロン経営ノウハウもご提供しています。これからセルフエステを開業したいと思われているなら、ぜひ情報収集のために当サイトを参考にしてください。
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