コラム
家庭用と業務用のキャビテーションの違いを解説
中でもキャビテーションは脂肪の排出を助ける効果が期待されており、家庭で使用可能な機器の取扱いも多いです。
そこで本記事では、キャビテーションの仕組みや効果を踏まえた上で、業務用と家庭用機器の違いを解説します。
キャビテーションの施術内容に興味のある方や、機器の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
キャビテーションとは?
キャビテーションとは、液体に圧力をかけることで生じる気泡の発生と消滅の動きのことで、空洞現象とも呼ばれます。
痩身目的で用いられるキャビテーション機器は、気泡が弾ける際の衝撃を利用して作られたものです。
キャビテーション機器の超音波を体に当てると、体内の水分から気泡が発生し、弾ける際に脂肪細胞を破壊します。
破壊された脂肪細胞は血液中に溶け、老廃物として血管やリンパ管を通って体外へ排出されやすくなります。
血流やリンパの流れを促進するため、代謝アップや冷え性・むくみ解消等の効果が期待できます。
また、脂肪と老廃物が凝り固まってできたセルライトも、キャビテーションによって柔らかくなり、見た目の凸凹を軽減できます。
さらに、脂肪細胞そのものを破壊して減少させるため、サイズダウンやダイエット後のリバウンド防止にも役立ちます。
キャビテーションの効果を最大限に発揮するためには、適度な運動・マッサージや食事管理の併用がポイントです。
キャビテーションは、超音波が骨に当たって振動や音を生じるケースがありますが、痛みはありません。
一部位あたり15分程度で施術が完了し、機器があれば自分で手軽に施術できるのも魅力的です。
キャビテーションで得られる効果に関しては、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、是非あわせてチェックしてみてください。
▶参考記事:痩身エステでよく使われるキャビテーションの具体的な効果
業務用と家庭用のキャビテーションの違い
キャビテーション機器には、業務用と家庭用があります。
エステサロンや医療機関では業務用が使われやすい一方、セルフケアの場合は両方とも使用可能です。
ここでは、業務用と家庭用のキャビテーションの違いを見ていきましょう。
▶参考記事:業務用美容機器メーカーの選び方は?おすすめの10社をピックアップ
パワー
キャビテーションのパワーは、超音波の周波数Hz(ヘルツ)で判断できます。
周波数とは1分間の振動回数のことです。
周波数が高いと振動回数が多く、1回あたりの震度が弱いため気泡が小さくなり、脂肪細胞を破壊するパワーが弱くなります。
反対に周波数が低いと振動回数が少なく、1回あたりの震度が強いため気泡が大きくなり、より強いパワーで脂肪細胞の深いところまで破壊できます。
つまり、周波数が低いほど、キャビテーションの脂肪破壊効果が大きいということです。
キャビテーションの周波数は3000KHzで表皮、1000~330KHzで浅い脂肪層の表面、40KHzで脂肪層の半分程度、25KHzで筋肉に近い深い脂肪層にアプローチできると言われています。
一般的に、家庭用のキャビテーション機器の平均周波数は3000~330KHzです。
そのため、家庭用機器の脂肪破壊効果には限りがあり、1回あたりのパワーが弱めに設定されているため、継続的な使用が欠かせません。
一方、業務用のキャビテーション機器の平均周波数は25~30KHzであり、家庭用の約10倍に及びます。
体に内在する脂肪細胞全体を刺激できるため、1回あたりのボディメイク効果が大きいです。
▶参考記事:キャビテーションのやりすぎには要注意!副作用もあわせて解説!
使用可能部位
業務用と家庭用のキャビテーション機器では、使用可能な部位も異なる場合があります。エステサロンや医療機関などサービス提供を見越して作られた業務用機器では、1台でウエストやヒップ・太もも・背中・二の腕など全身を施術可能なタイプが多いでしょう。
対して家庭用機器では、初心者の方でも簡単に可能なセルフケアを目指しており、顔まわりや首・バストなど皮膚への負担が大きい部位には対応していないケースもあります。
サイズ・重量
業務用のキャビテーション機器は、搭載している性能やパワーの違いから、サイズが大きい傾向があります。重量もあり、持ち運びには適していません。一方で家庭用のキャビテーション機器は、コンパクトなサイズ感が多いです。
旅行先に持って行ったり、防水タイプであればお風呂場で使ったりすることもできて便利です。
コスト
家庭用のキャビテーション機器は、数万円から手に入るものが多く、購入しやすいのもポイントです。一方で業務用のキャビテーション機器は、数十万円から数百万円するものまであります。
長期間使う場合は電気代や点検代・修理代などのランニングコストもかかるため、購入の際は費用対効果や使用の目的を慎重に考えましょう。
施術時間
業務用のキャビテーション機器はパワーが強くサイズも大きいため、1回の施術にかかる時間を削減できます。反対に、家庭用のキャビテーション機器はパワーが弱くコンパクトなため、使用部位が多いと長時間要する可能性があります。
使い勝手
業務用と家庭用のキャビテーション機器では、使い勝手も異なるでしょう。業務用機器は、知識や技術をもった人が使うことを想定しているため、説明書が難しかったり、操作が複雑だったりするかもしれません。
対して家庭用機器は、初心者でも使いやすいようにシンプルな構造で、説明書も分かりやすく作られている傾向があります。
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業務用痩身機の種類ごとの特徴と選び方で大切なポイント
サロンなどで使う業務用の瘦身機の種類の特徴と選ぶ際のポイントについて詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
▶参考記事:業務用痩身機の種類ごとの特徴と選び方で重視するポイント
家庭用と業務用の痩身機の違いについて
こちらの記事では家庭用と業務用の痩身機の違いについて解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
▶参考記事:家庭用と業務用の痩身機の違いについて解説!
性能の違いを理解してうまく使い分けよう
いかがでしたでしょうか。
今回はキャビテーションのメカニズムや効果に加えて、業務用機器と家庭用機器の違いを解説しました。
業務用のキャビテーション機器は周波数が強く使用可能範囲が広い一方、コストがかかりセルフケアで用いるハードルが高いです。
反対に、家庭用のキャビテーション機器は周波数や使用部位に制限がかかりやすい一方、使い勝手が良くセルフケアに適しています。
キャビテーションを検討している方は、性能の違いや両者のメリット・デメリットを把握した上で、効果的に使い分けましょう。
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業務用痩身機器のランキングTop5を紹介
サロンの開業にあたりおすすめの業務用痩身機器をランキング形式でご紹介しています!
1位
シークレットメス
ボディもフェイスもこれ一台で完結!1台13役の最先端マシン
シークレットメスは、株式会社NBSが販売している業務用痩身機器です。 ラジオ波・キャビテーション・吸引・EMS・エレクトロポレーション・LED・サーマルフラクショナルの7つの機能と13の役割が1台に集約されています。 サロンの現場を経験したスタッフが設計していることで、扱いやすいよう工夫されています。
2位
フォースカッター
施術経験の少ないスタッフでも施術が可能
フォースカッターは、株式会社プロラボソリューションが販売している業務用痩身機器です。 ダブルラジオ波・吸引+EMS・ポレーション・LED の4つの機能が1台に搭載されています。 痩身とフェイシャル両方に対応でき、サロンオーナーの声を反映させた扱いやすい設計が特徴です。
3位
セルライトゼロ
シンプルで操作しやすい画面設計
セルライトゼロは、ワールドジャパン株式会社が販売している業務用痩身機器です。 LED・ラジオ波・キャビテーション・スリムレーザーの4つを同時に出力するキャビラジと、皮下脂肪を効果的に温めながらマッサージするサイクロンラジという最先端技術が使われています。 痩身の施術を行う際、肌に直接当てて使うハンドピースが独自開発されており、シンプルで操作しやすい画面設計が行なわれています。